一泊25ドルでお湯も出る小綺麗なホテルで朝食を取る。
カンボジア風粥から中華からコンチネンタルまで揃っている。
慣れない気候のせいか食欲はあまりない。
それでも、これからの今日1日のスケジュールを考えると食べておかないとと、
少しの野菜炒めとパンを紅茶で流し込む。
集合時間の7時半にバンに乗り込む。
向かった先はBanteay Srey Restaurant(バンタイ・スレイ・レストラン)。
昼食のお弁当を買うために。
朝からにぎわう綺麗にリノベートされた看板や装飾からは想像もつかなかったけど、シェムリアップきっての老舗レストランであり、また戦争写真家の一ノ瀬泰造が通っていたレストランでもあると言う。一生懸命書いた(と思われる)日本語の「Taizo Set」のメニューからは泰造への愛情が感じられた。
あたしがカンボジアに目を向けるきっかけになった一人。
彼をはじめ、カンボジアを訪れた人たちが口々に『カンボジアは良いところ』『カンボジアの人たちは良い人たち』と言う。彼らが愛したカンボジアの人々とはどんな人たちなんだろう。ずっとずっと気になっていたけれど、このカンボジアの空気に、人々の人当たりの良さに自分自身も少しずつ惹かれているのがよくわかる。
今回は彼の足跡を辿る旅にはならなかったけど、
でもこの偶然に何とも言えないキモチになる。
もっとカンボジアを知りたい。
もっと見たい。
美味しそうな匂いのするランチと市場で買った大量の新鮮なフルーツに大量のペットボトルを積んでシェムリアップを出る。
始めてシェムリアップ唯一の信号に引っかかる。こんなにすごい交通量で唯一なのには驚く。でも、未だに電気の通ってない地域が多い上に、都市でも数時間に1回は停電になるこの国のコトを考えると無理もないのか・・。次に信号に出会うのはそれから2日後。カンボジアの首都プノンペンにて。
2日目。
途中ロリュオス遺跡群やベンメリア遺跡を巡り
目指すは更に南のコンポントムへ。
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