小学生6000人→中学校への進学200人
・ 六学年揃っている小学校がカンボジアにある小学校の全体の45.77%
・ 年間学習時間は平均636時間と、世界の標準の900時間より遥かに少ない。
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考慮しなくていはいけないのはこれはあくまでも『平均』なのでそれ以下の学校も多い。
(『平均』って一見便利だけど、とても厄介なものだなぁ・・と最近よく思う。なんでも平均してしまうおかげで問題の核心というか底辺が見えなくなってしまう。GDPもそうだけど最悪の状況を知ってこその『平均』であって欲しい。)
例えば:
二部制:74.20%
(※ この場合半日しか授業が受けられない)
三部制:1.75%
(※ こうなると数時間。1日3時間程度と言ったところ?)
※ 全ての小学校を完全な一部制にするにはあと約17,900教室が必要。
ただ、完全な一部制の学校になったところで、まだまだ貧困層では小学校の時点でドロップアウトが多い。
[入学率]
98−99年 2004−5年
小学校 78.3% 90.9%
中学校 14.2% 21.3%
高校 6.7% 8.1%
小学校の入学率はここ数年で90%を超えているけど、進学率は中学校、高校になると断然少ない・・。
進学率もそうだけど、校舎もしかり教育者がまだまだ少ないのにも問題がある? 教育者の教育。でもそうこうしているうちに子どもたちは成長していく。教育者の教育が先か、子どもたちの教育が先か・・。って、タマゴが先かニワトリが先かみたいな感じになってしまうけど、やっぱり子どもたちの教育の環境は整えてあげたい。少なくとも識字率70%という数値を、『識字率』なんて言葉を目にしなくなるくらいになって欲しい。
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[以下サンボー小学校贈呈式のサンボー郡代表の挨拶より抜粋]
サンボー群の教育事情
サンボー群は、コンポントム州都の南西約35キロに位置し、5集合村67村に分かれ、人口は39,354人(女性20,169人)です。小学校は43校、中学校は6校、高校は2校あります。10月からの今年度は5集合村すべてに中学校を設置することができました。児童数は初等部8,807人(女子4,308人)、中等部(7〜12年生)2,783人(女子1,203人)、教員数は計415人(女性106人)です。
昨年度の中学校進学者数は1,068人(女子518人)で小学校卒業者の48.5%、中学卒業試験は238人中208人、全体の83%が合格しました。高校卒業試験は、234人中204人、87%が合格しました。
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[上記の内容はプノンペンにあるシャンティボランティア会で伺ったお話が元になっています]
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